出陣式で気勢を上げる候補者と支持者たち=29日午前10時半、佐野市内

 第19回統一地方選の前半戦となる県議選は29日告示され、4月7日の投開票に向け9日間の選挙戦がスタートした。定数50に対し、前回より8人少ない64人が立候補を届け出た。過去最少だった2007年の立候補者数と並んだ。全16選挙区のうち、6選挙区で立候補者数が定数を上回らず、無投票となった。前回よりも小規模だが少数激戦となり、人口減少対策や地方経済活性化を争点に激しい戦いを繰り広げる。

 無投票となったのは足利市(定数4)、大田原市(同2)、下野市(同1)、那須烏山市・那珂川町(同1)、芳賀郡(同2)、壬生町(同1)。前回より1選挙区増えた。

 立候補者は現職45人、元職3人、新人16人。政党別は自民36人、立憲民主6人、公明3人、共産3人、国民1人、無所属15人。男女の候補者数の均等を政党に求める「政治分野における男女共同参画推進法」の施行後初の統一地方選となるが、女性候補は前回と同じ8人にとどまった。

 夏の参院選の「前哨戦」と位置付けられることから、選挙期間中には各党幹部や著名議員が応援に入る予定。県議会最大勢力の自民は立候補者全員を当選させ、現有議席の上積みを目指す。結党後、初の統一地方選となる立民も全員当選で党勢拡大の足掛かりにしたい考えだ。自民、立民は宇都宮市・上三川町や日光市、那須塩原市・那須町など5選挙区で争う。

 県議選の投票率は1975年から11回連続で下がり続けており、前回は44・14%と戦後最低を更新した。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初の統一地方選となるだけに、若者を含めた有権者の関心がどこまで高められるかも焦点の一つだ。