県議選が29日に告示され、宇都宮市の新人候補者の出陣式に足を運んだ。花冷えで参加者は寒さに震えていたが、選挙カーで遊説に繰り出す候補者に熱い声援を送っていた▼人口減少問題にどう対応するのか、雇用を創出し若者をどう本県に呼び込むか、子育て支援策の展開をどうするか、といったところが県議選の争点と言える▼だが、有権者の関心や期待は低下の一途である。無投票選挙区は、今回16選挙区中6と、3分の1近い。投票権を行使できないのだから、おのずと選挙への熱が冷めるのは仕方がない▼無投票ではないものの、残念なのが県内最大の定数を誇る宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)の状況だろう。現職の引退などで昨年暮れごろには無投票の可能性も取り沙汰された。最終的に2人オーバーとなったが、もっと候補者が出てもおかしくはない▼選挙ポスターも一斉に掲示された。掲示板には24の枠があり、空白の部分が何とも寂しい。前回の4人超、前々回の9人超と比べても低調ぶりが際立つ。一方、定数45の宇都宮市議選では56陣営が事前審査を受けている。この落差の原因は何なのか▼前回の県議選では共産党元職が宇都宮市・上三川町選挙区でトップ当選というサプライズがあった。今回はどんな驚きがあるのか。そんな視点で県議選を見ても面白い。