職場で同僚と話す白井さん(中央)

 【宇都宮】脳性まひの障害がありながら、市の一般職員として初めて採用された管財課の白井美智子(しらいみちこ)さん(60)=本丸町=が29日、定年退職を迎えた。障害に対する偏見や周囲の職員と同じように業務がこなせない葛藤を乗り越え、勤め上げた白井さんは「障害者の社会参加が進んでいなかった当時、自分を受け入れ、業務を評価してくれた宇都宮に感謝している」と38年間を回想。その上で「誰もが壁にぶつかっても必ず支えてくれる人がいる。自分から新しい世界に飛び込んでほしい」と同じ立場の人たちにエールを送る。