福田富一(ふくだとみかず)知事は26日の定例記者会見で、県農業試験場いちご研究所が開発したイチゴの新品種「栃木i37号」を普及品種とすることを決め、生産拡大を目指すことを明らかにした。生産者や流通業者などから好評で、一般向けには今秋ごろから限定的に、翌2020年の秋以降には本格的に販売を開始する。今後、「とちおとめ」に並ぶ主力品種として生産に力を入れる方針だ。

 福田知事は「生産者からは小さい果実が少なく、収穫作業の省力化が図れるとの評価をいただいている。流通業者からも食味は今シーズンではトップクラス、来年も扱いたいとの声をいただいた」と述べた。JAなど生産者団体からも早急な普及を要請されていたと説明した。

 県は今後、生産者向けの「生産流通マニュアル」を作成し、収穫するタイミングや温度管理についてまとめる。同時に、農家へ提供する栃木i37号の苗の供給体制も構築していく。

 名称は今年10月以降の来シーズン、県が候補を絞り込んだ上で、生産者や消費者に投票してもらって決定する。