チベット旅行の直前にネパール大地震が発生したにもかかわらず、情報を集めずにツアーを実施しメインの観光地にたどり着けなかったとして、客2人が東京都の旅行会社に慰謝料など計約195万円を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は26日、情報収集を怠ったとして計約67万円の支払いを命じた。

 判決理由で野田恵司裁判長は、出発3日前に中国チベット自治区のホームページが交通規制情報を掲載していた点を重視。規制を知っていたら、2人はツアー契約を解除したと考えられるとして「緊急事態で、旅行の安全かつ円滑な実施のためにも、情報収集すべきだった」と判断した。