児童にクライミングの楽しさを伝える楢崎明(右)=宇都宮市内

 2020年東京五輪の正式種目「スポーツクライミング」で世界トップレベルの活躍を続ける宇都宮市出身の楢崎智亜(ならさきともあ)・明智(めいち)の兄弟(ともにTEAM au)が25日、同市内のクライミングジム「SUNCUL(サンカル)」を訪れ、作新小中等部の子供たちに競技の魅力を紹介した。

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 作新が児童生徒を対象に実施している体験教室の一つ。楢崎兄弟が同校小中等部の出身であることから初めて講師として招かれた。

 この日は18人の参加者がボルダリングに挑戦。約5メートルの壁を登るのに最初は苦労する様子だったが、「手を伸ばすときは右膝を内側に入れてみて」「右足をそこに置いてごらん」などとアドバイスを受けると、すぐに上達。楢崎兄弟が実演した場面では大きな歓声を上げていた。

 体験終了後、楢崎智は「子供たちのエネルギーはすごいと改めて感じた」、楢崎明は「こういう機会を増やし、クライミングを知ってもらえればうれしい」と振り返った。2人は今後、4月にスイスで開幕するワールドカップの今季初戦に向けて調整を続ける。

 スポーツクライミング歴4年という小等部4年伴和奏(ばんわかな)さん(10)は「苦手なジャンプのこつを教えてもらった。2人のように世界で活躍できる選手になりたい」と目を輝かせていた。