平成最後や新元号にちなんだイベントを計画している東武宇都宮百貨店。製作中のチラシを手に担当者は「多くの方に足を運んでほしい」とPRした=19日午後、宇都宮市宮園町

 4月1日の新元号公表が近づく中、県内の百貨店などで「平成最後」や「新元号」にちなんだセールやイベントなどの“改元商戦”が熱を帯び始めている。昭和天皇の崩御に伴う改元と異なり、新時代の幕開けを喜ぶ祝賀ムードが漂う。天皇の代替わりに伴い4月27日から10連休となる異例のゴールデンウイーク(GW)にも、関係者は熱視線を送り、特需に期待を寄せている。

 宇都宮市宮園町の東武宇都宮百貨店で4月9日から始まるのは「平成に話題になった『◯◯』」と題したスイーツのフェア。ティラミスやクリームブリュレなど、一世を風靡(ふうび)した商品を集め販売する。同18日から「平成最後の感謝セール」、同23日からは「平成最後のカウントダウンバーゲン」と続く。

 同18~29日には、催事場で写真展「天皇皇后両陛下-ともに歩まれた60年」を予定。新天皇が即位する5月1日からは「ロイヤルフェア」と銘打って皇室や海外の王室にゆかりの宝石や食品などを販売する。

 「どれだけの集客が見込めるかは未知数だが、家族で楽しめる企画をいくつも用意している」

 同百貨店の営業推進課福田公一(ふくだこういち)課長(47)は10連休となるGWを見据え、力を込める。イベントのチラシを製作しPRを進める予定という。

 福田屋百貨店(宇都宮市)は10連休に合わせ、県内各店で日替わりのイベントなどを実施する予定。担当者は「詳細は現在計画中だが、多くの方に来ていただけるようアイデアを練っている」と話す。

 10連休中に「ゴールデンウイークスペシャル」と題したフェアに乗り出すのは、佐野市越名町の佐野プレミアム・アウトレット。担当者は「前例のない長期連休で、これまでにない集客の増加を期待している」。バーゲンセールを計画中の那須ガーデンアウトレット(那須塩原市塩野崎)の担当者も「かなりの集客が見込まれ、少しでも売り上げが伸ばせるように準備を進めている」と期待した。