イノシシが突進し、へこんだとみられるトタン板のフェンス=24日午後、小山市乙女1丁目

 24日午前8時半ごろ、小山市乙女1丁目の市道で、イノシシが同市、無職女性(83)にぶつかり、そのまま走り去った。女性は左頬に擦り傷を負い、110番した。小山署によると、同所など同市南部の住宅街で同日朝、イノシシの目撃情報が相次いだ。

 女性に衝突したイノシシは体長約90センチとみられる。市道より約80センチ高い場所にある民家敷地内から出てきて、女性の頬付近にぶつかった。女性は掃き掃除をしていた。

 目撃した男性によると、イノシシは衝突後、道を横切って別の民家庭先に入っていった。男性は「すごい速さで突進して行った。逃げた先のトタン板のフェンスがへこんだ」と話した。

 同署によると、同日午前8時15分~同9時半ごろ、同市乙女、間々田、粟宮地区でイノシシの目撃情報が8件あった。いずれも国道4号に近い住宅街で、思川から約1キロの範囲にある。

 同市内では思川河川敷でたびたびイノシシが目撃されているが、住宅街に出没するのは珍しいという。同署は「見掛けても近づかず、通報してほしい」と呼び掛けている。

栃木でも目撃情報

 栃木市藤岡町部屋の住宅地でも24日、イノシシの目撃情報があった。

 栃木署によると、同日午前11時半ごろ、同所の女性が自宅駐車場の柵に引っかき傷があるのを見つけ同署に通報。警察官が聞き込みをしていたところ、付近の住民が、午前8時ごろに道路を歩くイノシシを見たと話したという。

 目撃されたイノシシは体長約1メートル。現場は近くに巴波(うずま)川が流れ、畑や民家が並ぶ住宅地。同署は注意を呼び掛けている。