花束を受け取った渡辺棋王(左)と対局者の広瀬竜王=16日午後6時35分、宇都宮グランドホテル

 第44期棋王戦五番勝負第4局(下野新聞社、日本将棋連盟、棋王戦宇都宮対局実行委員会、共同通信社主催)を翌日に控えた16日、宇都宮市西原町の宇都宮グランドホテルで、前夜祭が開かれた。2勝1敗で7連覇に王手をかけた渡辺明(わたなべあきら)棋王(34)と、逆王手を狙う広瀬章人(ひろせあきひと)竜王(32)が、約100人の将棋ファンを前に決意を新たにした。

 検分の後に開かれた前夜祭で、下野新聞社の岸本卓也(きしもとたくや)社長は「最も勢いのある2人の戦いは、全国の将棋ファンが注目している」などとあいさつした。如水和也(じょすいかずや)実行委員長は「素晴らしいカードになった。熱のこもった対局になると期待している」と激励を送った。

 渡辺棋王は「第3局の内容がよくなかったので気を付けたい。イベントもあるので対局で盛り上げたい」と決意を語った。母親の実家が栃木市にあるという広瀬竜王は「追い込まれている立場だが、栃木に縁がある棋士として、よい将棋を見せたい」と誓った。

 対局は17日午前9時から始まる。同時開催される「第10回とちぎ将棋まつり」では、プロ棋士による棋王戦の解説や指導対局などが行われる。入場無料。