【小山】大久保寿夫(おおくぼとしお)市長は14日の定例記者会見で、災害に備え、国内で製造・販売が解禁された乳児用液体ミルクの備蓄を今月中に始めることを明らかにした。常温で長期保存(6カ月間)でき、災害時にもすぐに乳児に飲ませることができる。市消防本部危機管理課は「乳児の命を守るため非常食の供給強化を図りたい」としている。同課によると、県内の自治体では初めてとみられる。

 購入するのは江崎グリコが今月、国内メーカーとして初めて発売した乳児用液体ミルク(1本125ミリリットル)。乳児100人の1日の消費量に相当する1080本を3月中に購入し、市消防本部内の倉庫に備蓄する。購入額は計17万8千円。

 市は災害が発生した場合、市内で最大4万5千人が避難所に避難すると想定。このうち乳児は1%を占めるとみており、2019年度以降450人分の液体ミルクの確保を目指す。従来の粉ミルクの備蓄も継続する。

 液体ミルクは、粉ミルクのようにお湯で溶かして冷ます必要がないため、災害時に水道や電気、ガスが使えなくても、哺乳瓶に移し替えるだけで飲ませることができる。