コニカミノルタ陸上競技部主将で宇都宮市出身の宇賀地強(うがちつよし)(31)が4月から、同部のプレーイングコーチに就任することが13日までに分かった。第一線での選手活動に区切りをつけ、今後は指導者として若手の育成に取り組む。
宇賀地は作新高から駒大に進み、箱根駅伝優勝に貢献。2010年にコニカミノルタへ入社し、12年から約6年半も主将を務めた。積極的なレース展開が持ち味で、13、14年には全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で2連覇を飾った。
11年の全国都道府県対抗男子駅伝では本県のアンカーを務め、初優勝の立役者となった。13年には世界選手権1万メートルに出場するなど個人としても国内外で活躍した。
宇賀地は「本年度で選手活動に区切りをつける。今後は走れるからこそできるアプローチで、選手の強化・育成に努めていく」とコメント。磯松大輔(いそまつだいすけ)監督は「長きにわたり中心選手として活躍してくれて感謝している。今後は指導者として日本陸上界に貢献してほしい」と期待した。