千葉県内の10歳女児が両親による虐待の末に命を落とした事件。児童相談所の不手際も含め、続報がもたらされるたびに「どうしてこんなことに」と寒々しい気持ちになる。

 「わが子はこの世で一番かわいい」。親なら誰もがそう思う。愛くるしい笑顔を見ながら過ごすのは至福のひとときだ。だが、そんなわが子も自分とは別の人格を持った人間。思い通りになることなどはそうそうない。

 とりわけ意思疎通が難しい乳幼児期の子育ては、親としての経験値の少なさと相まって知らず知らずのうちに肩に力が入りがち。手探り続きの中、時には声を荒らげ、思わず手が出てしまうこともあるかもしれない。そして自己嫌悪に陥る悪循環-。

 来月、子育てを応援する紙面をスタートさせる。「親としてどうあるべきか」などと大上段に構えるつもりは全くない。慌ただしい毎日の中、ふっと肩の力を抜いてもらえるような紙面にしたい。担当者たちも今、手探りの真っ最中だ。