OSK日本歌劇団のトップスターに就任した桐生麻耶(提供写真)

 OSK日本歌劇団(大阪市)のトップスターに就任した桐生麻耶(きりゅうあさや)(真岡市出身)のお披露目公演が28~31日、東京都の新橋演舞場で上演される。桐生は「お披露目公演はたった一度きり。応援していただけるとうれしいし、1人でも多くのお客さんに見てほしい」とアピールする。

 学生時代は陸上競技に打ち込み、東京女子体育大に進学。入学後間もなく、友人から同劇団のビデオを見せてもらい、男役の演じる姿に衝撃を受けた。「時を忘れるような華やかでエネルギッシュな世界」に憧れて入団。175センチの長身を生かした切れのあるダンス、さまざまな役に対応できる演技力で、劇団の中心を担う一人として活躍してきた。

 一昨年には真岡市内で凱旋(がいせん)公演を行い、ジャズ音楽に乗せて歌やダンスを披露した。トークで栃木弁を交えると、客席は大盛り上がり。「普段はなかなか劇場に行けない人たちにも、歴史ある劇団のパワーを肌で感じていただけた」と桐生。「自然豊かで、人が優しく温かい。自分の原点をつくってもらえた場所」と故郷への思いを語る。

 そして昨夏、前トップスター高世麻央(たかせまお)の退団に伴い、新トップスターに就任。「歌劇として美しいものにしなければならないということをより気を付けるようになったし、まとめ役になって、全体として何が最善かをより考えるようになった」と気持ちを新たにした。

 お披露目公演となる「レビュー 春のおどり」は2部構成。第1部では「お祭り」をテーマに和の踊りを次々と展開し、クライマックスでは桐生の名にちなんで桐生八木節を披露する。第2部は歌や踊りをふんだんに盛り込んだ豪華絢爛(けんらん)なレビュー。劇団名物のスピード感あふれるラインダンスも見どころだ。本県出身の雅晴日(みやびはるひ)、空良玲澄(そられいと)も出演する。

 同劇団は3年後、創設100周年を迎える。桐生は「今後に向けてどんな舞台を作っていけるか、団員一丸となって考え、頑張っていきたい」と力を込めた。

 お披露目公演のチケットはS席9500円、A席5千円。4月13~21日には大阪の松竹座でも上演する。(問)同劇団06・6251・3091。