東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11日で8年となる中、県内では2月27日現在、シイタケや野生の山菜、イノシシ肉など15品目で国の出荷制限が続いている。原木シイタケは県独自の生産工程管理基準によって生産者単位での出荷制限の追加解除が広がってきたが、原木ナメコや野生の山菜の解除は依然見通せない状況となっている。

 国が定めた出荷制限の基準は、一般食品で放射性セシウムが1キログラム当たり100ベクレルとなっている。

 原木シイタケは露地・施設栽培ともに、県が独自に作った生産工程管理基準に基づいて栽培され、安全が確認されれば生産者ごとに出荷制限が解除される。

 県によると、この1年間で露地栽培では県内9市町の計10農家で出荷制限が解除され、これに伴い足利市、那須塩原市、高根沢町が「一部解除」になった。施設栽培では鹿沼市の1農家が解除された。全体の累計解除者は112農家。2月末現在で、25農家が解除に向けて取り組んでいる。