雷門小助六さん

 【宇都宮】街なかから文化・芸能を発信する場をつくろうと、市民グループが今月から月1回、「二荒山寄席」を二荒山神社境内の旧二荒山会館「宇陽の間」でスタートさせる。企画したのは「街かど遊藝サロン」(清水一朗(しみずいちろう)代表)。落語をはじめ、朗読やコーラスなども企画する予定で、清水代表は「市民が気軽に寄席を楽しめる空間をつくりたい」と話している。

 清水代表は2012年から2年間、江野町の下野新聞NEWS CAFE(ニュースカフェ)で「まちかど遊藝サロン」を毎月開催。コーヒーを飲みながら気軽に寄席が楽しめるとあって、満員の回も多く人気を集めていた。

 サロンは25回を節目に終了したが、終了から約5年がたち、「また違った角度から寄席を企画したい」と検討。宇都宮は百人一首とゆかりが深いことから、二荒山寄席の初回4回(3~6月)は「小倉百人一首落語シリーズ」をテーマに開くことにした。今後も宇都宮にちなんだ寄席を積極的に行っていきたいという。

 1回目は17日に開催。若手実力派の真打雷門小助六(かみなりもんこすけろく)さんが落語「西行」、前座の春雨(はるさめ)や晴太(はれた)さんが「千早ふる」を披露する。また、東京成徳大の刀川啓一(たちかわけいいち)特任教授が「百人一首と宇都宮氏」をテーマに解説する。

 寄席は毎月日曜開催で、清水代表は「日曜昼、『神社に行けば寄席が楽しめる』と市民に定着できれば。若手落語家の発表・育成の場にもしたい」としている。

 17日は午後2時開演。木戸銭(入場料)は1千円(小中学生は半額)。未就学児の入場不可。前売りあり、直接来場も可。(問)同神社028・622・5271。