小山市で行われた市内一斉のシェイクアウト訓練=2017年9月、同市内

 県は5日までに、東日本大震災から8年となる11日を、地震が起きた時の身を守る行動を確認する「シェイクアウト訓練」の統一実施日と決めた。県内ではこれまで市町や学校などが中心となって実践しているが、県内一斉で実施を呼び掛けるのは初めて。県は訓練への参加を機に、県民の防災や危機管理意識の向上を図るとしている。

 シェイクアウト訓練は、2008年から始まった米国発祥の地震防災訓練。訓練をサポートする音声に沿って、体勢を低くしてテーブルの下に潜るなどして頭を守り、揺れが止まるまで動かないといった行動を1分間体験する。参加者が1カ所に集まって行う従来の訓練と異なり、参加者の都合のいい場所や時間で取り組めるのが特徴。日本では12年に東京都内で初めて実施された。

 県内では日光市が14年度から、中学校区ごとに行う同市総合防災訓練に組み込んでいる。小山市は、17年9月に同市内一斉のシェイクアウト訓練を実施し、各地で計約1万1700人が参加した。宇都宮市も各種防災訓練や小中学校の避難訓練で採り入れている。

 県は11日午後2時を統一実施日時とした。この日は同市明保野町の同市文化会館で「とちぎ防災の日」フォーラムが開かれ、その会場でも実践するという。個人で実施するための音源は県のホームページからダウンロードできる。

 県は、同時間帯に職場や学校などそれぞれの場所での実施を推奨するが、「都合の付く時間で体験してもらった上で、災害への備えを改めて考えてほしい」と呼び掛けている。