鳥獣よけに空き缶再利用 高根沢の雫さん

鳥獣よけに空き缶再利用 高根沢の雫さん

 【高根沢】宝積寺の雫清三郎(しずくせいざぶろう)さん(80)は、アルミの空き缶を再利用し、カラスやモグラなどの鳥獣除け風車を作製している。被害に悩む農家だけでなく、高齢者福祉施設では庭の飾りとして使われており、これまでに作った数は約1万本にもなるという。

 雫さんが鳥獣除けを作るようになったのは5年ほど前。自宅に巣を掛けたツバメがカラスに襲われ、ひながさらわれたり巣を壊されたりしたのがきっかけだ。

 ビールの空き缶を金切りばさみで切断。長い方に縦の切り込みを入れ、これを折り曲げて風車の羽根を作り、短い方を風車の中心部分にはめ込む。試行錯誤の末、羽根は10枚にし、風車の内部にビーズを入れ、羽根が回ると音と震動が出るように工夫した。

 自宅の花壇に刺したところ、地中に震動が伝わるためかモグラにも効果があったという。知り合いの那須烏山市や那珂川町の農家では重宝されているという。