今年は選挙イヤーだ。4月の統一地方選と7月の参院選が重なる12年に1度の年。干支の「いのしし」になぞらえ、「亥年(いどし)選挙」とも呼ばれる。

 さぞ盛り上がっているのかと思いきや、現実は違うようだ。統一地方選の前半戦である県議選は、現時点で選挙戦が確実なのは9選挙区。2選挙区で立候補を検討する動きがあるが、5選挙区は無投票を見込む。立候補者数も前回の72人を下回り、少数激戦となる見通しだ。

 県内議会が直面する現状を探ろうと、1月から企画「揺らぐ地方議会」を始めた。第1、2部の連載を通して浮き彫りになったのは、議員のなり手不足と有権者の無関心。悪循環のように、議会と有権者の距離は広がっていた。

 なり手を確保して議会力を高め、関心を持ってもらうにはどうすべきか。今月中旬からは第3部として、全国の先進地の取り組みを紹介する。地方議会を身近に感じ、4月の選挙では多くの人に投票所に足を運んでほしい。

 あす7日で県議選の投開票まで1カ月。統一地方選後半戦の2町長選、5市5町議選は4月21日だ。選挙イヤーの本番は近い。