【満足ランチ】スカッコマット(佐野) 伊の伝統料理日本で再現 

【満足ランチ】スカッコマット(佐野) 伊の伝統料理日本で再現 

 「天然マダイと空豆のタッコッツェッティ」、「富山産ホタルイカとフキノトウのカヴァテッリ」…。パスタの形も食材の組み合わせも、日本のイタリア料理店では見たことがないメニューが並ぶ。

 「基本はイタリアの伝統料理」とシェフの磯貝勝彦さん(40)。それを「木の芽やハーブなど、日本の食材を採り入れてどう再構築できるかを考えて作る」のだという。

 繊細な味わいで、厳選された食材の良さが伝わる。日替わりのパスタから「ヤリイカとアーティチョーク、からすみのスパゲッティーニ」を選んだが、新鮮なオリーブ油の香りがまず鼻をくすぐる。自家栽培のアーティチョークはしゃきしゃきして、予想を覆す。そして、からすみのうまみが口に広がった。

 「スカッコマット」はイタリア語で「チェックメイト」。イタリアで修業した店の名をもらい、7年前に古里の佐野で開業した。東京など市外からの客が多いが、あえて佐野を選んだのは「畑があって毎朝、新鮮な野菜が採れるから。味が断然違う」。食材へのこだわりがにじむ。

 「食べてもらいたい物がいっぱいある。メニューが難しいと思われるだろうけど、食に貪欲な人とはいいキャッチボールができると思う」と自信をのぞかせた。