メーン料理3品のほか、お盆には煮物とサラダ、豆腐、ご飯、みそ汁、おしんこ、デザートが所狭しと並ぶ。
取材した週は、半年掛けて仕込んだガーリックソースが絡む「豚と茸のガーリックバター炒め」とさんしょうがふわりと香る「麻婆豆腐」、手作りタルタルソースを添えたサクサク衣の「イカフライ」が週替わりのメーン料理。デザートは甘酸っぱいイチゴのババロアだった。
「いろんな料理を少しずつ食べたい」という女性客にも、「ガッツリ食べたい」という男性客にも喜ばれるメニュー。「食材は国産のもの」「メーン料理は和洋中のバランスを考える」「見た目が華やかになるように」など、毎週頭をひねらせてメニューーを考案している。
ランチの料理は、天ぷらなど和食が専門の店主・柴田正義さん(68)と、東京のホテルで洋食を学んできた息子の宏晃さん(40)がそれぞれの持ち味を生かし、作っている。
細い路地に面する、隠れ家的な店。昭和初期創業で、店内は昔懐かしい雰囲気が漂い、ついつい長居をしてしまう。「ボリュームも値段も満足してもらえると思う。気軽に食べに来てもらえれば」と宏晃さん。