市街地北部の住宅街の中にある、落ちついた雰囲気の店内。「欧風食彩」と銘打っているが、洋風の食材に限定せず、和風なども取り入れている。
パスタは5種類ほどから選べる。「ソーセージとナスのフレッシュトマトのスパゲッティ」を選んでみた。ナスなど野菜のうまみがつまった一品だ。
サラダは季節の野菜にこだわり、「最低でも15種類以上を使っている」という。近郊の産地から選んだ新鮮なものも多く、オリジナルの和風ドレッシングがよく合う。
前菜の盛り合わせは、スープのほか「えびのスパイシーマヨソース」など6種類。客層は主婦が多く「量は控えめでもいいから、いろいろな食材を食べたいという声に応えた」ものだ。
デザートもシャーベット、豆乳プリンなどを盛り合わせで提供。「季節感を出すため果実を添えたり、秋なら茶色の色合いを出しています」という。パンと飲み物も付く。
オーナーシェフの長谷川敏幸さん(44)は都内や栃木市の洋食店などで仕事をした後、昨年春に念願の店を開いた。
「アットホームな店作り、接客を心掛けています」という長谷川さん。席数22の小さな店内で「リラックスして料理を楽しんでほしい」と話している。