あけみ寿司 犬伏店(佐野) カキフライとにぎりずしのランチ

あけみ寿司 犬伏店(佐野) カキフライとにぎりずしのランチ

 ネタの質と鮮度にこだわる店看板の生ずし。口に含むとうま味が広がり、程よくのった脂が舌の上でとろけ出す。「お客さんには季節を感じてもらいたい。旬の素材を出すよう心掛けている」。店主加藤輝男さん(57)が薦める秋の味覚カキフライは、大粒でジューシーな味わい。かむごとに笑みがこぼれた。

 旧足尾町(現日光市)出身の加藤さんは、日本料理店やすし屋で修行を積んで30歳を前に、旧所有者から「あけみ寿司」を引き継いだ。佐野に数店あった姉妹店はいずれも看板を下ろしたといい、現在営業しているのは犬伏店だけだ。

 平日限定のランチメニューは8種類。メーンは生ずしで、鶏の空揚げや揚げ豆腐、マグロフライなどからもう1品が選べる。さらにみそ汁とドリンク、シャーベットが付いて1千円前後と価格も良心的だ。昼時には店が主婦らで満席となり、順番待ちも珍しくない。

 創作料理や生ずしなど7品を楽しめる月替わりの「今月のおもてなし料理」(2100円)も人気が高い。「飽きられないように常に新しいメニューを考えている」と加藤さん。食器類にも職人ならではのこだわりが垣間見える。