よね吉(足利) 炭火焼き親子丼 こだわりで格別の味わい

よね吉(足利) 炭火焼き親子丼 こだわりで格別の味わい

 鶏肉を卵でとじ、ご飯にのせる。シンプルな料理の親子丼だが、この店のこだわりは深い。

 鶏肉は足利で飼育された「いっこく野州鶏」。店主の松崎正幸さん(36)が「食べ比べて選び抜いた」。歯ごたえがあり、うまみがつまった「もも肉の上部」だけを使用している。

 いったん炭火でじっくりと焼いてから煮る。余分な脂が落ち、あっさりと芳ばしい風味に。割り下は、鶏がらを煮込んだ濃厚な白湯スープに、しょうゆや砂糖を加え、こくと甘みのある味わいに仕上げた。

 卵は鹿沼産。ふわふわとした質感を出すのに、3個を使用している。半熟卵や割り下がしみこむご飯は、店主の実家で作る足利産のコシヒカリ。コメを作り続けた祖父の米吉さんに敬意を表して、店名を「よね吉」と名付けた。

 炭火焼き親子丼のほか、焼き鳥重(850円)や鶏つくねラーメン(660円)も人気。いずれもサラダや漬物が付く。夜メニューも同時に提供しているため、ランチセットと合わせて焼き鳥を注文する人も多いという。

 今年2月に山川町から、渡良瀬橋のたもとに移転。ゆったりと流れる渡良瀬川や、足利の街並みをながめながら味わう「こだわりの親子丼」は格別だ。