県芸術祭賞に選ばれた作品などが並ぶ会場

 【鹿沼】川上澄生(かわかみすみお)美術館で開かれている「鹿沼ゆかりの版画家 大門勉(だいもんつとむ)展」が人気を呼んでいる。2017年県芸術祭美術展の洋画部門で大賞の芸術祭賞に輝いた作品を含め、公募展で賞を取った版画が展示されている。繊細に描写した作品が多く、同館学芸員に技法などを質問する来館者も多いという。

 市内在住、団体職員の大門さん(63)にとって初の個展。展示作品は常時15点で、芸術祭賞に輝いた「甍(いらか)のある風景」(縦90センチ×横60センチ)は「何げない風景ながら見る人を引きつける空間演出、光の表現などが秀逸」と評価された作品。「尾瀬」(55センチ×90センチ)は02年の川上澄生美術館木版画大賞審査委員長に選ばれた作品で、雄大な尾瀬湿原、木道などをバランスよく配置している。ほかにも「大樹」「昼下がりの道」などが存在感を示している。