店名の「ルーチェ」は「光、日差し」という意味のイタリア語。2008年9月にオープンした店内はフルオープンのキッチンを備え、白壁で囲まれていて明るくカジュアルな雰囲気だ。
それぞれ2種類あるパスタかピザを選んで、前菜2つとサラダ、ミニドルチェ、ドリンクが付く「アンティパストセット」。午後2時までの限定ランチだ。
この日はパスタで「13種類の野菜のオルトラーナ」を頼んでみた。イタリア語で「菜園風」という言葉の通り、ズッキーニ、パプリカ、ナスなど豊富な野菜のうま味が楽しめる。
開店以来店長を務める金井一博さん(28)は「パスタのソースはよく煮詰めるため、どちらかというと濃いめ。麺の固さも合うという声が多いです」と客からの感想を述べる。
前菜はタマネギの甘味が生きたオニオンスープ、モルタデラハムときのこのキッシュ。
ドルチェはパンナコッタのデコポン添え。サラダのドレッシングは、ほうれん草とごまを使った特製のものだ。
野菜の多くは、市内の農家と契約した完全無農薬栽培のものだ。入荷する種類、量によってメニューも変化させるという。
客層は女性が大半だが金井さんは「量はあるので男性にも来てもらえれば。日替わりのパスタやピザを味わってほしいですね」と話す。