とりどん「にひ良」(足利) とり重定食 「秘伝のたれ」甘辛さ絶妙

とりどん「にひ良」(足利) とり重定食 「秘伝のたれ」甘辛さ絶妙

 口に入れる前に、目と鼻でおいしさを楽しみたい。40年来、守ってきた秘伝のたれを付けた鶏肉は艶やかに輝き、ほどよく焼き上がった香ばしさが食欲を高めてくれる。

 大田原産コシヒカリの上に、丁寧に手焼きした鶏肉6枚が載る。甘辛さ絶妙のたれが肉のうまみを引き出すため、食べ急ぎたくなるほどご飯が進む。サラダと小鉢、おしんこ、味噌汁が付く。

 とり丼は、店主の仁平正直さん(49)の家に伝わる大切な味だ。かつて両親が精肉店「仁平商店」を経営し、鶏肉の卸業も手掛けていた。精肉店を改装した「食事処にひら」で一番人気だったのがとり丼。1995年に閉店したが、たれだけは自宅で守ってきた。

 両親の味を再現したいと5年前、「にひ良」を開店した。ランチに訪れるのは男性客が大半で、「毎日食べても飽きない」と通う常連も多いという。

 女性客にも味わってほしいと昨年、朝倉町に「カフェ・ド・プルメリア」をオープン。ロコモコプレートなどおしゃれなメニューの中で、「にひ良のとりどんプレート」が存在感を示している。