和牛100%のぜいたくで濃厚なうまみが広がり、意外なほどに口溶けも滑らか。名店のハンバーグを手頃な値段で食べられるのはありがたい。
小山のブランド牛「おやま和牛」を味わえるステーキ店として名高い「ミスターハイコック」。1970年、市内初のハンバーグ専門店として石川好彦社長(75)が開いた店で、ハンバーグは伝統の人気メニューだ。
入荷がない時を除き、ハンバーグにもおやま和牛を使用。口当たりをよくするため、牛肉は店で二度挽きしている。シンプルなハンバーグとの相性が光るデミグラスソースは、タマネギやニンジンなどの野菜と和牛のすじ肉を何日も煮込んで作る。
ハンバーグ200グラムに、ライスやサラダ、みそ汁、シャーベット(または飲み物)まで付き、ボリュームは十分。名店自慢の一品が997円で味わえるのはお得感が強い。
ランチは他にも1千円前後のメニューが並ぶ。柘植厚司店長(47)は「お昼は奉仕してなんぼ。おいしい和牛を気軽に食べに来てもらえれば」と話している。