ロースかつ定食 とんかつ 肉のマルコウ(佐野) 好みのグラム数で注文も

ロースかつ定食 とんかつ 肉のマルコウ(佐野) 好みのグラム数で注文も

 精選した豚肉を使い黄金色に揚がったロースかつの長さは約25センチ。皿からはみ出さんばかりの迫力にまず圧倒される。サクサクとした衣に包まれた厚い肉は、箸で切れるほどに柔らかくジューシー。口に運ぶと何とも言えない幸福感が押し寄せる。

 店主の五十畑幸生さん(58)は旧藤岡町出身。実家が養豚業だったこともあり、20歳で精肉店を創業、名の「幸」の字からマルコウと命名した。長男幸広さん(36)と次男幸作さん(32)が一緒に家業を継ぐことが決まった1998年、従来の店舗に併設する形でとんかつ屋をオープンした。

 ボリューム感も客の心をつかんで離さない。肉のグラム数はリクエスト可能で、重くするごとに価格は上がるが、グラムあたりの単価は安くなっていく。白飯、みそ汁、漬物、キャベツはすべてお代わり自由。白飯に至っては「途中でお代わりするのが面倒な人も多いはず」と、最初から特盛り(590グラム)や大盛りといった指定もできる。

 県外客も多い祝休日は満席で待ち時間が出ることも。ラードを一切使っていないことなどから、味はしつこくなく、若い女性客も少なくない。

 「うちを選んで来てくれた方々に『また食べたい』と思ってもらえるように心掛けています」。満腹の幸せを届けたいという親子のこだわりが、店の人気を支えている。