食品提供を呼び掛けるチラシを張る穂積出張所の職員

出張所に届いた缶詰や瓶詰を確認する職員

食品提供を呼び掛けるチラシを張る穂積出張所の職員 出張所に届いた缶詰や瓶詰を確認する職員

 【小山】生活困窮者支援と食品ロス削減のため、市が家庭で余っている食品を集める「フードドライブ」を始めてから1日で3カ月がすぎた。市環境課によると、2月末までに回収窓口のある市内11カ所の出張所に寄せられた食品は計84点と低調気味だ。同課は「なかなか浸透していない」として、各窓口に食品提供を呼び掛けるチラシを張るなどして周知を進めている。

 市は昨年12月から、各出張所で常時回収する取り組みを始めた。集まった食品は市内のNPO法人フードバンクとちぎを通じて福祉施設や生活の苦しい家庭に届けられる。

 窓口の出張所には「贈答品があるが、高齢の夫婦2人暮らしで食べきれない」といった市民が、食品の提供に訪れているという。

 対象は賞味期限がおおむね3カ月以上ある5種類の食品。これまで集まった食品は調味料25点、パスタ・そうめんなどの乾麺22点、レトルト食品27点、缶詰など10点。カップラーメンも募っているがゼロだった。

 同課は2月中旬から食品提供を呼び掛けるチラシやポスターを作製し、各出張所に掲示。市役所2階の同課でも受け付けを始めた。今後も市の広報紙を通して周知する予定だという。

 森川忠洋(もりかわただひろ)課長は「基本的に余分に食品を買うことは考えにくい」として「お歳暮などの贈答品で食べる予定のない物があれば、ぜひ提供してほしい」と協力を求めている。

 市が昨年11月、県南体育館で開催したイベントに合わせて1日だけ実施したフードドライブでは、賞味期限2カ月以上を条件に458点の食品が集まった。