市へ無償譲渡する車両と山本さん

 【日光】霧降高原の観光施設「チロリン村」が所有、展示し、約50年前まで市内を走った路面電車「東武鉄道日光軌道線」の車両1両が、市に無償譲渡される。市は2019年度中に東武日光駅前で展示スペースを整備し、受け入れる計画だ。チロリン村の山本雄一郎(やまもとゆういちろう)代表(68)は「車両は日光の財産。昔の思い出として設置したが、いつかは市へ寄贈しようと思っていた」と話している。

 この車両は「東武100形電車」と呼ばれ、旧国鉄日光駅-馬返(いろは坂入り口)間の路面電車として1968年の廃線まで約15年運行した。岡山市の岡山電気軌道に譲渡された後、2013年にチロリン村が引き取って“帰郷”した。