2月に入って風邪をひき、治ってすぐにインフルエンザに感染。やっと出社できるようになったが目の周りの腫れぼったさが抜けない。花粉症のようだ▼今期のスギ花粉は昨年より少ないが、平年よりは多いとのこと。最近の予報も「やや多い」が続く。暖かくなるのはうれしいが、こればかりは気が重くなる▼最近まで3割といわれた花粉症の罹患(りかん)率だが、2017年の東京都の調査では48%と10年間で20ポイントも増加した。また10年以上症状が続いている人の割合が、本県は全国2位だったとする民間調査もある。苦しむ人は多い▼花粉症の対策として県は11年度から、花粉量が通常の1%というスギの苗木を出荷し植え替えを進めている。この3年間は苗木育成を強化し、スピードアップを図ってきた▼県森林整備課によれば、本年度の出荷見込みは約43万本。当初目標の7割程度にとどまるという。種を思うように採れないのが主な原因で、少花粉ならではの難しさだろう。だが事業強化の成果で種を増やせる見込みが立ったそうだ。期待は高まる▼少花粉の苗木は1ヘクタール当たり2500本を植える。これに対し県内のスギは民有林だけで6万8千ヘクタールある。植え替えには相当の時間が必要だ。まさに牛歩の歩み。とはいえ花粉の減るペースが上がると聞けば、症状が和らぐ気もするのだが。