【よるのみや】時代に合わせた、こだわりのだし でん楽

【よるのみや】時代に合わせた、こだわりのだし でん楽

 宇都宮の冬を初めて迎え、おでん屋へ逃げるように足を向ける今日このごろ。心と体に優しい薄味のおでんを提供してくれる店に出合った。

 店長の安原孝佳(やすはらたかよし)さん(44)は、宇都宮でおでんを振る舞い続けて約15年。「時代に合わせて調整しています」というこだわりのだしは、カツオ、サバ、昆布をベースに取っている。

 透き通っただしが色濃く染みた大根(税込み220円)はなんと、3日間かけて調理。表面はしっかりしているが、箸を入れるとほろっと崩れてしまうやわらかさに思わず頬も緩んでしまう。鼻に抜けるカツオの香りがたまらんな!

 鮮度の高い刺し身(同780円から)が色鮮やかにテーブルを彩った後の締めは、ネタの大きさが売りの串焼きメニュー。肉厚で歯応え抜群なレバー(同220円)やねぎま(同200円)が塩味と思えないほど、肉自体の濃厚な味が口に広がった。

 「おでんの食べ方にはルールがあって奥深いんですよ」と安原店長。テーブル席に運ばれてくるカセットこんろの鍋でおでんをつつくのもええけど、次はカウンター席で、目の前の大きな鍋から湧き上がる湯気を浴びながら通な食べ方を学びたいな。