【麺ロード】手打ちそば こばやし(小山)

【麺ロード】手打ちそば こばやし(小山)

 「手を抜くと味に出るのがそば。だから毎日が真剣勝負」。店主小林敏男(こばやしとしお)さん(42)はこう肝に銘じ、そばづくりに向き合っている。

 製造業に携わっていた10年前、父昭夫(あきお)さん(69)手作りのつゆでそばを食べた。「こんなにうまいんだ」と気付いた。子どもの頃から父のそばは口にしていたが、本格的なつゆは初めてだった。以来、そばを極めようと思った。

 師匠は父。何百回と打った。気温、湿度に応じた水加減やゆで具合…。やるたび、奥深さを感じた。腹を決め脱サラして昨年10月、店を構えた。

 そば粉は地元小山市絹地区産。香りが強く香ばしいところにひかれた。だしの基本は利尻昆布とかつお節。入れる量やだしを取る時間などは自分で試行錯誤を重ねた。昭夫さんは厨房(ちゅうぼう)でそばをゆでる手伝いをしている。

 お薦めは「もり」(税込み600円)と「かき揚げ」(同150円)。そばのつゆをベースにした「かつ丼」(同750円)や「もつ煮」(同450円)も人気だ。

 敏男さんは「脱サラして妻にも心配をかけている。おやじを超えられるようなそばを目指し精進するだけ」とより良い味を追い求めている。

 ◆メモ 小山市南半田1792の18。午前11時~午後2時、同5~8時。水曜定休。(問)0285・37・9265。