レインボークラブが取り組むアニマルセラピー。お年寄りに笑顔を届けている=宇都宮市徳次郎町の「とちのき荘」

 宇都宮市内の特別養護老人ホームでアニマルセラピー活動に取り組むボランティア団体「レインボークラブ」は、ともに活動する仲間を募集している。お年寄りに笑顔と元気を届け続けて26年。安定した活動継続のためにメンバーの確保が課題になっている。矢部眞人(やべまさと)代表(71)は「動物たちは素晴らしいパワーを持っている。飼っている犬や猫と一緒に参加してみませんか」と呼び掛けている。

 同クラブは1992年に発足し、現在は同市鐺山町の「マイホームきよはら」で毎月第2、4日曜日、同市徳次郎町の「とちのき荘」で毎月第2水曜日に活動している。午後2時(にじ)に施設を訪問するので「レインボークラブ」。矢部代表が院長を務める同市内の動物病院で飼い主らに協力を呼び掛けてきた。

 各回10~20人が飼い犬や飼い猫を連れ、お年寄りと触れ合う。普段あまり表情を変えない人が柔和な顔になったり、不自由な体を懸命に動かしてなでようとするなど、お年寄りも訪問を楽しみにしているという。

 とちのき荘で生活相談員を務める高田芳枝(たかだよしえ)さんと猪野陽子(いのようこ)さんは「動物は、いろんな刺激を与えてくれる。皆さんのうれしそうな表情を見て、職員も癒やされています」と声をそろえる。

 一方、年を取って“引退”する犬、猫も多く、活動の継続には新たな飼い主の協力が欠かせない。矢部代表は「アニマルセラピーの認知度は上がったが、まだまだ広がりは少ない」と、名乗りを上げてくれるボランティアを待っている。

 対象は、ワクチン接種などの病気予防や健康管理、基本のしつけがされ、人や他の動物と触れ合うことが好きな犬や猫と、その飼い主。(問)後藤愛犬病院028・622・2024。