【麺ロード】そば処若菜(栃木)

【麺ロード】そば処若菜(栃木)

 栃木市大平町内の田園風景が広がる県道沿いに、鮮やかな山吹色の建物がある。「そば処若菜」だ。

 店主の若菜一裕(わかなかずひろ)さん(59)が27歳の時、父繁雄(しげお)さん(91)から継いだ。もともと農業を営んでいた繁雄さんの影響で、店の裏の畑でナスやダイコン、オクラといったメニューに使う野菜の一部を自家栽培している。

 店に入ると、正面のガラス越しに麺を作る作業場が目に入る。玄ソバをひく機械で丸ごとひいた「挽(ひ)きぐるみ」を使用し、そばの「三たて」と呼ばれるひきたて、打ちたて、ゆでたてを提供している。

 そばは細めで、しっかりした歯応えと香りがある。かつお節ベースのちたけ汁は甘みがあり、一味唐辛子をかける客もいるという。

 定番の天ざるそばには、自家栽培のナスやオクラのほか、エビなどの天ぷらが付く(税込み1千円)。3種類の日替わりランチメニューもお薦めだ。「お客さんを迷わせたい」とそばに魚か肉料理が選べる定食セット(900円)、そばと冷麦セット(700円)も用意している。

 「お客さんから『おいしかったよ』という一言を頂くために、90歳まで厨房(ちゅうぼう)に立つことが目標」と強調した。

 ◆メモ 栃木市大平町下高島768。午前11時~午後2時、同5~9時。水曜定休。団体での来店は要予約。(問)0282・43・6202。