【お持ち帰りグルメ】若鶏の唐揚げ 中国料理華泉(大田原)

【お持ち帰りグルメ】若鶏の唐揚げ 中国料理華泉(大田原)

 感謝と真心を忘れてはいけない—。「中国料理 華泉」初代の故高瀬義雄(たかせよしお)さんの口癖が、店の至る所に息付いている。義雄さんの孫の典子(のりこ)さん(46)の夫で、3代目の社長を務める婿の一美(かずみ)さん(46)は、その教えを守り料理に手間を惜しまない。

 一美さんは2代目の英雄(ひでお)さん・栄子(えいこ)さん夫妻=共に故人=に見込まれ、30歳の時、トラック運転手から全く経験がなかった調理の世界に転身した。英雄さんから最初に任されたのが唐揚げだった。

 定番の「若鶏の唐揚げ」(5個1千円、税別)は、注文が入ってから衣を作り、ラードで8分間じっくりと揚げる。大きくて、つやのある揚げ色を初めて見た客から驚きの声が上がるという。特製スパイスがアクセントとなり、「何個でも食べられる」と老若男女に人気の逸品だ。

 一美さんは「変わらない味だ、と言ってもらえるのが一番」とうなずいた。

 店を切り盛りする典子さんは、作曲家船村徹(ふなむらとおる)さん門下生の元歌手。親子3代でひいきにしてくれる客も多く、求められれば店で美声を披露する。「お客さん一人一人を大切にという祖父母、父母の姿勢をしっかり受け継いでいきたい」と口元を引き締めた。

 ◆メモ 大田原市薄葉2207の25。ランチ午前11時半~午後2時、ディナー午後5時半~9時。不定休。(問)0287・29・0808。