【麺ロード】大豆生田商店(栃木)

【麺ロード】大豆生田商店(栃木)

 栃木市が誇るB級グルメといえば、ふかしたジャガイモがふんだんに入った焼きそば。市中心部にほど近い幹線道路沿いに店を構える大豆生田商店は創業から約半世紀。赤い看板がひときわ目を引く。注文を受ける電話の第一声は「焼きそば屋です」だ。

 もともとは駄菓子やたばこの販売が中心の店。焼きそばは店の一角で提供していたが、10年ほど前から焼きそば一本に絞った。宇都宮市内のホテルで調理師として勤務していた大豆生田一夫(おおまめうだかずお)さん(45)が6年前に家業に入り、父佐一(さいち)さん(77)、母トクさん(73)と共に店を切り盛りする。

 看板はやはり「じゃがいも入り焼きそば」(税込み380円)。2度ふかした麺はもっちりとした食感が特徴だ。炒めたキャベツ、ふかしたジャガイモと混ぜ、ひき肉を煮出しただしで蒸し焼きに。ソースは市内や佐野、足利市内の企業の商品を独自にブレンドしている。大ぶりのいもフライ(同100円)も人気だ。

 休日には関東各地から焼きそばを目当てに多くの客が訪れる。店内で食べる客が喜ぶ顔や初めて訪れた客がリピーターになった時に「認められたと感じる」と一夫さん。原材料の高騰といった悩みもあるが、変わらぬ味を提供するため、今日も腕を振るう。

 ◆メモ 栃木市薗部町2の19の32。午前10時~午後7時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。(問)0282・22・3796。