絶品のジビエ料理が食べられるお店があると聞き、大泉橋通りにある割烹(かっぽう)居酒屋「日本一」を訪れた。
赤いのれんをくぐって入店すると、口を大きく開けたイノシシの剥製が迎えてくれる。インパクト抜群だ。
狩猟歴50年以上のマスター大木孝俊(おおきたかとし)さん(73)が県内や北海道でとったシカやイノシシなどのジビエ料理を提供する。大木さんが狩猟から解体処理、部位の選別、調理まで行い、野生鳥獣のうまさを最大限に引き出した料理が味わえる。
「宇都宮広しといえども、すべて自前のジビエを出しているのはうちだけ」と大木さんは自信をのぞかせる。
早速、イノシシ串焼き(通常は税別980円、サービス期間中の現在は同780円)を注文する。口に入れると、臭みやクセがまったくない。脂がのっているのに後味はさっぱり。
前日までに予約すれば、イノシシ鍋(通常は税別2300円、現在は同1980円)も楽しめる。
「ジビエにはなんといっても日本酒が合う」と大木さん。店内には希少な酒も多くとりそろえている。
本格的なジビエ料理を味わうのは初めてだったが、大満足で家路に就いた。
メモ 宇都宮市今泉3丁目11の1▽営業時間 午後6時~午前0時30分ごろ▽定休日 第1、3水曜▽(問)028・627・4559