完成した大鳥居をくぐる人たち=2008年10月12日

 全体を覆っていた白い幕が外され、真新しい大鳥居が姿を現すと、完成を待ちわびた見物客から歓声が上がった。

Web写真館に別カットの写真

 2008年10月12日、かねて工事が行われていた宇都宮二荒山神社の大鳥居の建て替えが完了し、竣工(しゅんこう)祭が行われた。関係者らを招いての式典とともに、くぐり始め式も行われ、同神社の菊水祭、春冬渡祭、天王祭で使用される3基のみこしが初めて一堂に会して繰り出し、それに続いて多くの人が大鳥居の下を歩いた。

 「大鳥居が組み上がっていく過程を見ながら、自分も完成を心待ちにしていた。感無量でしたね」。工事の記録を残すため、進行状況の撮影などを続けた同神社権禰宜(ごんねぎ)の金子宗人(かねこむねひと)さん(44)が振り返る。

 同神社の大鳥居は1945年7月の宇都宮大空襲で一度焼失し、終戦から間もない翌46年12月に先代の大鳥居が建てられた。