【麺ロード】めんや天夢(栃木)

【麺ロード】めんや天夢(栃木)

 店の扉を開けるやいなや、ふわっと漂う香ばしい匂いに食欲がそそられる。「めんや天夢(てんむ)」は、栃木市内でも珍しい煮干しラーメンの専門店だ。

 店主の小菅直樹(こすげなおき)さん(39)は年間約500杯のラーメンを食べ歩く「ラーメンオタク」。30歳のころからラーメンを食べるだけでは物足りなくなり、「いつか店を出したい」と休日は自宅でラーメンを作るようになった。念願の店は小学3年生の長男の名前を付け、約2年前にオープンした。

 メニューはほとんどが煮干しでだしを取ったラーメン。レギュラー2品に加え、1、2品が日替わりで仕込まれる。勝負メニューは煮干しならではのうま味を生かした「ヤバニボ」(税込み970円)。独学で開発したスープは4種類の煮干しを配合し、仕込みには3日ほどかけるこだわりがある。

 黒々しいスープは対照的な白い麺に絡み、魚介独特の香ばしさが口に広がる。「煮干しの味と風味を楽しんでほしい」という、店主の愛が込められたハート形の煮干しペーストが添えられており、好みで味を調整できる。

 「まだメニューは未完成」と笑顔を見せる小菅さん。自らデザインしたTシャツの「煮干し愛」を背負い、究極の煮干しラーメンを追求する。

 ◆メモ 栃木市沼和田町11の20。午前11時半~午後2時半。木、金曜定休。(問)menya_tenmu@yahoo.co.jp