【麺ロード】大栗屋(小山)

【麺ロード】大栗屋(小山)

 その時季に一番良いと感じた玄そばと丸抜きを店内の石臼で自家製粉している。「挽(ひ)きたて、打ち立て、ゆでたて」。店主荒井啓輔(あらいけいすけ)さん(39)のこだわりは、のどごしが良く、味と香りがしっかりしたそば作りだ。

 両親が開いた店を継ぐ予定はなく、都内の大学に進学した。大学2年の正月、父左四郎(さしろう)さん(58)がそばを打っている最中に気分が悪くなり急逝。「運命」と思い店を継ぐことにした。

 そば作りの経験はなく、福島市の老舗店で2年間修業を重ねた。

 左四郎さんは、田舎そばでそばが太かった。啓輔さんは細打ちの「二・八」が基本。材料は国産100%で、そば粉は北海道、秋田、山形、茨城、栃木産など時季に応じて厳選する。汁は利尻昆布や鹿児島産本枯節2年物、国産もち米を使ったみりんなどを使う。

 お薦めは「桶(おけ)そば(もりそば)」(税別600円)と「天ぷら付き桶そば」(同1280円)。旬の食材を使った天ぷらやミニかき揚げ丼が付いたランチも人気だ。

 剣道で全国中学、全国高校総体の出場経験を持つ啓輔さん。「常連さんとスタッフに育ててもらった。そばはごまかしが効かない。だから難しい」

 ◆メモ 小山市犬塚2の5の13。午前11時~午後3時、午後5~9時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。(問)0285・23・1456