【よるのみや】中華とワインで恍惚感 桃李

【よるのみや】中華とワインで恍惚感 桃李

 上海料理といえば魚介類を連想するだけに驚いた。登場したのは「三元豚タン元のやわらか黒酢炒め」(税込み1300円)。つややかな輝きを放つ黒酢のたれをなめると、濃厚だが絶妙な酸味と甘み。十分に絡んだタンを蒸しパンにはさんでかぶりついた。

 おぉ。ほろほろと崩れるタンとパンの食感を感じながら、黒酢の爽やかさが口中に広がる…。

 恍惚(こうこつ)の表情をしていると「こってりしたたれは伝統的上海料理の特徴です」と店主の新江敏(あらえさとし)さん(43)。2年前に看板を掲げ「毎日食べられる体に優しい中国料理」をうたってきた。

 ランチで人気の「季節の薬膳スープ」(同700円)もその一つ。クコ、ハスの実などをふんだんに使ったスープは、まさに五臓六腑(ろっぷ)に染みわたる感覚だ。

 恍惚感に包まれていると新江さんが「中国料理にはワインも合いますよ」。

 え、紹興酒じゃないの?

 見ればワインセラーには20種類ほどのボトルがずらり。白の辛口ならほとんどのメニューに合うそうだが、尋ねればメニューごとにアドバイスをしてくれる。

 下戸ゆえ三たび恍惚とはならなかったが、意外なマリアージュは、あなたの胃袋をつかんでやまない。

 

メモ 宇都宮市江野町5の12みよしビル2階▽営業時間 午前11時30分~午後3時、同5時30分~同9時30分▽定休日 月曜、月1回火曜▽(問)028・632・6464