揚げたてのレバーに、しょうゆベースの甘じょっぱい秘伝のたれが絡む。「レバーの唐揚げ」(1パック400円)は1日50パック売れる店の人気商品だ。
切り身にした新鮮な豚レバーを180度のラードで2分ほど揚げる。味は塩こしょうと店オリジナルのたれの2種類。シンプルだが揚げたての熱々のレバーの味が意外とあっさりで、思わず2、3枚と箸が伸びる。「おかずでも良し、酒のつまみにも良し。鮮度がいいのでレバー特有の臭みもなくお薦めです」と3代目の石原隆(いしはらたかし)さん(42)は説明する。
創業は1960年。市内では草分けの精肉店だ。店頭には人気の焼き鳥の煙が立ち上り、夕げの時間になると揚げ物を買い求める主婦らでにぎわうのはいつもの風景だ。
店では「鶏のササミフライ」(1本100円)や「鶏皮の唐揚げ」(1パック190円)も人気。10月から店オリジナルの「もつ煮込み」(1パック700円)の販売も始まる。石原さんは「良質な素材で変わらない烏山の味をこれからも提供したい」と話す。価格は全て税込み。
虫の音を聞きながら、秋の夜長にレバーを当てに一献傾ける−。
◆メモ 那須烏山市中央3の2の24。午前9時半~午後7時半。月曜定休。(問)0287・82・2526。