【麺ロード】桂林(足利)

【麺ロード】桂林(足利)

 麺作りには、水までこだわる。創業して30年。店主の柿沼健司(かきぬまけんじ)さん(56)が生み出す喉越しの良い手打ち麺を求めて、県内外から多くの客が訪れる。

 柿沼さんがラーメン作りを志したのは20歳ごろ。姉の知り合いだった横浜市の中華料理店の総料理長から「まずは中華料理の基礎を学びなさい」と言われ、東京と横浜で計6年間修業を積み重ねた。

 続いて、佐野市で手打ちラーメンについて1年間勉強。27歳の時、自身の店を開店させた。

 自家製の麺は、特別な軟水で粉を混ぜ合わせて生地を作り、青竹でたたいてこしを作り出す。スープは鶏や豚のガラを煮込み、季節や天候により水加減を変えている。

 人気メニューは「とろみラーメン」(750円)。スパイスでピリッと辛いとろりとしたスープが、手打ち麺と絡み合う。サービスの中国がゆとの相性も抜群だ。

 実はこのおかゆ、当初は単品メニューで出していたが、「病気のときに食べるもの」と誰も注文しなかった。おいしさを知ってもらおうとラーメンと一緒に提供したところ、好評だったため続けているという。

 おいしいラーメンのため「毎日一生懸命取り組むだけ」と柿沼さん。今日も店内には、青竹で生地を打つ音が響く。

 ◆メモ 足利市江川町1の5の8。午前11時半~午後3時、午後5~9時。毎週木曜と第3水曜が定休日。(問)0284・44・0004。