【麺ロード】桔梗(栃木)

【麺ロード】桔梗(栃木)

 自然あふれる栃木市都賀町臼久保の公園「つがの里」内にある農村レストラン「桔梗」。女性従業員の明るく元気な笑顔が絶えない。

 地域のイメージアップのため地元の特産品を作ろうと、農家の主婦が中心となり1993年に開業。独特の風味があり、こしが出にくい地元産の小麦粉「農林61号」をうどんとして活用すべく、メニュー開発や麺打ちなどに取り組み、3年かけて開店にこぎつけた。

 お薦めメニューは「愛の合盛り」(税込み600円)。農林61号と中力粉を独自にブレンドし開発した「藤糸うどん」と、早い時季に収穫することで栄養価がより高い「花ソバ」を使ったそばのぜいたくメニューだ。つゆはどちらにも合うよう昆布とかつおだしを合わせ、素朴な味に仕上げた。

 うどんはこしがありながらやわらかく、そばは歯ごたえがあり、異なる食感が楽しめる。口に入れた瞬間に広がる小麦粉、そば粉の香りが飽きを感じさせず、自然と箸が進む。

 地元産の野菜のかき揚げのほか、県内産の大豆をブレンドした豆腐の冷ややっこなど地元愛がうかがえるサイドメニューもそろう。

 「故郷に帰ってきたようなホッとするお店にしたい」。田島富美子(たじまふみこ)会長(56)の言葉通り、店には心もおなかも満足するぬくもりがあふれている。

 ◆メモ 栃木市都賀町臼久保325。午前11時半~午後2時。月、火曜定休。(問)0282・92・0008。