【お持ち帰りグルメ】鮎むすび まえむろ(大田原)

【お持ち帰りグルメ】鮎むすび まえむろ(大田原)

 「鮎(あゆ)むすび」(200円、税込み)は、構想5年、開発2年という老舗弁当店会心の逸品。市内広告代理店との共同開発で、6月、新商品としてお披露目した。「最近はイベントに出すと、すぐ売り切れてしまう」と、2代目渡辺智英(わたなべともひで)社長(40)。

 清流・那珂川の水で育ったアユを仕入れ、まず塩で焼き上げる。すると臭みが消え、身が締まり煮崩れしないようになる。翌日から3日かけ3段階で計30時間、軟水で煮込むと骨まで柔らかくなり、しょうゆと昆布だしをたっぷり吸った田舎煮ができる。切り分けた身を包むご飯は、アユの煮出し汁で炊いている。

 既存の甘露煮をベースに開発を始めたが、甘くなりすぎたため断念し、しょうゆベースの新しい具の開発から、2年近い試行錯誤が始まった。イベントでの試験販売を重ねる中、客の意見を採り入れながら少しずつ改良。すると、一日に何度も買いに訪れるファンも現れるようになった。

 こだわった結果、手間も増え、土日曜に100個ずつの限定販売に。店頭と市中心部再開発ビル内「トコトコマルシェ」に並ぶ。

 渡辺社長は「苦労した分、自信がある。大田原観光のお土産にしてもらえたら」と話している。

 ◆メモ 大田原市中田原593の7。午前8時~午後6時。不定休。(問)0287・22・6849。