【麺ロード】赤い鳥(足利)

【麺ロード】赤い鳥(足利)

 鉄板にのった麺料理が、じゅうじゅうと音を立てて運ばれてくる。店主の樋口三男(ひぐちみつお)さん(67)は「ずっと熱々のまま食べられるからお客さんが喜んでくれる」と相好を崩す。

 就職をきっかけに大阪へ移り住み、3軒の飲食店で料理を学んだ。古里の足利に店を構えたのは25歳の時。大阪で出会った妻文江(ふみえ)さん(67)と二人三脚で経営する。

 創業当時からスパゲティや焼きそばなどの麺類は鉄板で提供。鉄板には溶き卵を流してボリューム感を出している。「大阪の食べ物がおいしかったので、地元の人にも喜んでもらえると思った」と、味付けは「色は薄く、だしを効かせる」関西風を意識。麺をおかずにご飯を食べる食文化も勧めている。

 1番人気はご飯、日替わりみそ汁、飲み物が付いた「焼うどん定食セット」(税込み1100円)。客の8割が注文するという焼うどんは豚肉、なると、キャベツなど具だくさん。薄口しょうゆをベースに黒こしょうで仕上げる。もちもちのうどんは創業以来同じ麺を使い、「初めて来た人にはやっぱりこれを食べてほしい」。ひきわり納豆をのせて焼いた「納豆ピザ」(同800円)も人気だ。

 樋口さんは店を「食事とコミュニケーションを楽しむ場」と考え、心を込めた温かい料理と笑顔で客を迎えている。

 ◆メモ 足利市板倉町10の9。正午~午後9時半。不定休。セットメニューは午後2時以降は100円増し。(問)0284・62・3665。