マレーシアのアンワル首相が9日、東京大本郷キャンパス(東京都文京区)で、人工知能(AI)の発展をテーマに講演した。世界の社会基盤にかかわるAIの知識や技術をごく一部の国や企業が握っている現状に懸念を示し、「不平等と不公正」を拡大させていると指摘。国家の命運や民主主義にも影響が及びかねないと語った。
マレーシアは2030年までに「AI国家」になる目標を掲げ、関連分野への投資を進めている。アンワル氏は国の発展にはAIを利用する以外に「選択肢はない」と述べ、AIが悲しみや愛情など人間の感情を理解するわけではなく、どこでどう使うかは人間の判断が優先されると訴えた。
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