東北電力は9日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機が今年1月からの定期検査を終え、営業運転を再開したと発表した。東日本大震災の被災地に立地する原発として初めて2024年10月に再稼働して以降、最初の定期検査だった。
東北電によると、次の定期検査まで最長13カ月運転する。女川2号機は、原発のテロ対策施設の建設が当初の設置期限である今年12月に間に合わず運転停止を迫られていたが、原子力規制委員会が期限延長の方針を決めており、12月以降も運転を継続できる見通し。
2号機では定期検査前の25年10月、原子炉圧力容器底部にある「制御棒駆動機構」の不具合で、核分裂を抑える制御棒1本が一時手動で動かせないトラブルが発生。今回の検査で予備品に交換した。今年5月の原子炉起動以降はタービン建屋で放射性物質を含む蒸気が漏れるトラブルが起き、原子炉を一時停止した。
2号機の出力は82万5千キロワットで、1995年7月に営業運転を開始。東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型原子炉としても、事故後初めて再稼働した。
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