サンショウを摘み取る参加者たち=8日午前、日光市

 厳選した日本の地酒を台湾の愛好家に提供する会員制クラブ「SAKE PLUS(サケプラス)」の会員らが8日、日光市内で白相酒造(那珂川町小川、白相淑久(しらそうとしひさ)社長)が手がける焼酎の原料となるサンショウの葉の収穫を体験し、地酒に対する理解を深めた。

 サケプラスは2015年、日本の酒の輸出を行うケーイープラストレーディング(川崎市)の原田幸之介(はらだこうのすけ)社長が、台湾出身の妻と立ち上げた。日本各地の約50の酒蔵と連携し、会員に地酒を届ける事業を行う。世界的な和食ブームとともに台湾でも日本の酒の人気は年々高まっており、現在は約300人の会員がいる。

 会員向けサービスの一環として日本の酒蔵巡りを実施しており、今回は本県を訪れた。収穫体験では、通常は立ち入りが禁止されている日光二荒山神社中宮祠の私有地に自生しているサンショウを採取。雨が降る中、原田社長夫妻や会員6人が葉を摘み取った。

 原田社長は「飲むだけでなく、体験を通してお酒の魅力を伝えていきたい。栃木県は水がおいしく米どころでもあり、可能性を感じている地域なので、取引先も増やしていきたい」と強調。白相社長は「原材料から見てもらう良い機会になった。日本のファンを増やすことにつながるといい」と期待を寄せていた。